2015年1月15日木曜日

アパートで蝶を育ててみた話

 どうも、好きな蝶はオオムラサキの男、aokiです。
  明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い致します
 
少し前の話なのですが、 偶然卵から蝶を育てる機会がありまして、夏休みの自由研究ではないのですが撮り溜めした写真をその顛末と共にここに掲載させて頂きます。
まさか緑の少ない長野市の中心で、昆虫飼育をすることになるとは思いませんでした。
あ、虫が苦手な人は閲覧注意でお願いします。

それはようやく秋の涼しさを感じ始めた9月末ごろの話でした。





9月26日




この頃、ベランダで菜の花の育成を始めていたaokiだったのですが、若葉が順調に伸び育っていたある日、葉っぱに小さな黄色い粒が付着しているのに気付きました。
  アブラナ科の植物に卵を産んだということは、モンシロチョウの卵です。
普段ならガーデニングの害虫として駆除対象なのでしょうが、はるばる幼虫の餌となる植物を求めてこんなベランダまで卵を産みに来た親のことを考えると、なんか託された気がして様子を見守ることにしました。なんというか暇だったし、ネタにもなるし。




9月28日


それから二日が経った頃、葉っぱの上の卵が忽然と消失しておりました。
下側の小さな葉っぱに、黄色の小さな幼虫を発見。
その部分を葉っぱごと切り取り、家の中で保護することに。放っておくと、あっという間に鳥の餌になりかねません。
写真では分かりづらいですが、葉の根元にいる1ミリくらいの黄色いやつが幼虫です。
1齢幼虫という、一回も脱皮をしていない幼体ですね。
  これから蛹になるまでに5回ほど脱皮を繰り返します。


ベランダの菜の花を食い荒らされてはたまらないので、食事は同じアブラナ科のキャベツに変更。スーパーで買った国産無農薬で経済的なメニューです。
極度な寒さに晒さなければ、放っておくだけでどんどん大きくなっていくはず。
  まずはこれでしばらく様子見してみます。





9月30日


黄色かった幼虫が、やや緑色に。大きさも3ミリ近くに成長。
どうやら一度脱皮をしたようです。
会社から帰ってくる度に様子を見ているだけなので断定は出来ませんが、おそらくこれが2齢幼虫でしょう。
だんだんと葉をかじった穴が大きくなっているのがわかります。






10月3日

放ったらかしてしなびちゃったキャベツでもモリモリと食べて大きくなる幼虫。写真の緑の粒はフンですが、放っておいても死なないし、ある意味たまごっちよりも育成が楽です。

大きさも爪先程度の1センチ近くにまで成長。3齢幼虫です。
と、そろそろ考えなければならないことがあるな…

この幼虫は脱皮をするたびに大きさが遥かに増す…
その脱皮をあと2回もこいつは残している…
その意味がわかるな?







どれだけデカくなるんだこいつは……!

容器を移し替える必要があると判断。引っ越しを行います。




  
10月10日

大きさは3センチほどに。
正直、 一日経つごとにデカくなってる気がするので、もはや4齢幼虫なのか終齢幼虫なのかわかりません。



卵を発見してから2週間が経った訳ですが、つついただけで死にそうだった粒みたいな幼虫はどこへやら。たまに自分のフンを掴んで振り回して遊ぶ程度にはやんちゃな青虫へと変身を遂げました。
こうなるとキャベツの消費も格段に増えていきます。サナギへ変わるのも時間の問題なので、止まり木代わりに割り箸をつっこんでおくことにしました。




10月14日


この日、ついに恐れていた問題が発生。
いつものように帰って来て容器を覗くと、幼虫の姿が見当たらない。

葉っぱをひっくり返しても見当たらない。


あろうことかあの野郎、脱 走 ☆ し や が り ま し た 。

お前の食いもんここにしかねぇんだぞ! 出て行ってどうするつもりだ!

あわてて部屋の中を慎重に見て回りましたが、ついに発見することは出来ず……
 


ここで日記の更新は途絶えました。






 11月2日





 それは朝方の寒さに秋の深まりを感じ始めた11月のことでした。
 モンシロチョウのことなど頭から抜け忘れていたある日、仕事を終え部屋に帰ってくると、壁に留まっている白い物体が目に飛び込んできました。








はい。家出して行方不明だった子が、羽化して戻ってきました。

どうやらサナギ用の止まり木として突っ込んでおいた割り箸がお気に召さなかったのか、自分でお気に入りの場所を探して勝手にサナギになっていたようです。

そこで無事に大人になってから、殻を破って部屋で休んでいたと。
心配していた野たれ死には回避されたようですが、さすがに卵から1ヶ月程度で大人になるとは思っていなかったので、びっくりしました。
ともあれ、これで飼育完了です。

ひらりひらりと舞い遊ぶように姿見せたモンシロチョウは、卵の頃から様子を見ていた恩人に対して、10分ほど捕まらずに生意気に逃げ回りながら、開け放ったベランダから秋空に飛び立って行きました。
視界から見えなくなるまで見送るつもりでしたが、鳥の大群が同じ方向に飛び立っていくのを見ていたらいつの間にか視界から消えていました。食われていないか心配です。

どうかたくましく生きてくれ。……11月だけど。

そんな訳で、ひょんなことから始まったモンシロチョウの飼育は、これにて終了するのでした。
基本的には見ているだけでしたが、成長が早くて見ていて面白かったです。
惜しむらくはサナギへの変化と、サナギの成長によって中の成虫の羽模様が透けて見えるようになる過程を脱走のせいで写真に収められなかったことですかね。
正直、幼虫の行動力を舐めていました。
不思議なことに、あれから年末の大掃除も行ったわけですが、 サナギの痕跡はついぞ見つかりませんでした。一体どこでサナギになったんだあいつは……

そんなこんなで以上、新年一発目から撮り溜め写真の掲載とか、ネタの枯渇が心配なaokiでした。

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