2014年11月27日木曜日

新旧ドランブイを飲み比べてみた

 どうも、好きなカクテルはラスティ・ネイルの男、aokiです。

カクテルを趣味にして早4年、同じくカクテルを嗜まれる方なら分かるかと思いますが、月日を感じさせる出来事の一つに、スピリッツやリキュールのラベルやボトルデザインの変更があります。

製造当時のボトルやラベルのデザインを今日まで残している銘柄は非常に少なく、しかも市場への登場が唐突なので、いつものようにリキュールを買おうとして「お前誰だよ」と言いたくなることが定期的にあります。
さらに、単に容器のデザインが変更になったならまだ問題はないのですが、こうしたデザインチェンジがあると、同時にそれまでのレシピや製法までもがリニューアルされてしまう場合があります。
それこそリキュール愛好家の中には、同じリキュールでもリニューアル以降の物は飲めたものじゃないとばっさり切り捨てる方もいるほどなのです。

今回はそんなレシピ変更がどれほどのものなのか気になったaokiが、大好きなリキュールであるドランブイの旧ボトルを入手しましたので、現行品として出回っている今日のドランブイとボトルの違い、味の違いを確かめていきたいと思います。


ドランブイは、スコットランドのステュアート王家に代々伝わっていたウイスキーベースのリキュールです。
ハーブと蜂蜜を始めとする40種類の秘伝の材料がブレンドされた、味わい深い銘柄です。
ところがこのリキュール、2009年前後にボトルとレシピが大幅にリニューアルされました。
aokiがカクテルの世界に足を踏み入れた時、すでにボトルはリニューアルされた後でした。なのでaokiは全く旧世代のドランブイを知らずに生きてきた世代です。
そして、今回ヤフオクで落とした旧ボトルがこちらです。


 王室由来の由緒ある銘柄だけに、金のラベルに気品が感じられます。
 ちなみに、今量販店で手に入る現行品と並べてみました。


 

 左が現行品。
 ボトルの色が茶色から透明になり、あれほど気品のあったラベルも黒色になっています。
 正直、旧ラベルと比べると同じ銘柄であることが信じられません。
 どうしてこうなった……
 
 それでは、未開封品で入手した旧ボトル、さっそく開封して行くことにしましょう。
 ……と、ここで思わぬ事態に直面します。



 ホーリィシット!!
 現行品と違い、旧ラベルはワイルドターキーを彷彿とさせるコルク式の蓋だったのですが、年月を経て劣化していたのか、ぼろぼろに折れてしまっていました。
 しょうがないので、コルク抜きと爪楊枝を使い、コルクの砕片が中に入らないよう、なんとか搔き出していきます。

 それでは開封が完了したので、いざ試飲タイムです。


 

 こちらがカップに注いでみた新旧の中身になります。
 ちなみに左が旧ボトル、右が現行品になります。

 現行品が金色なのに対して、旧ボトルはより茶色が強く出ています。
 すでに飲む前から、はっきりと両者が違うものであることを見せつけられた思いでした。


 それでは飲み比べていきます。
 現行品は、口に入れた瞬間に蜂蜜の甘さとハーブの爽やかさが駆け抜けていきます。
 かなり好きな味なのですが、旧ボトルははたしてどうなのでしょうか?
 旧ボトルを一口飲んだ時点で、その差は歴然でした。


 え……なにこれ、うま!!! なにこれ、全然違う!!!!

 現行品は、度数が40度もあるため、ハーブのフレーバーと相まって荒々しいテイストが舌を駆け抜けるのですが、旧ボトルはハーブのテイストが穏やかなのに加えて、蜂蜜や他の材料との調和がとれていて、とても穏やかに口の中を滑り降りていきます。
 ちょうど同じ銘柄のウイスキーの、10年モノと18年モノくらいの歴然とした味わいの違いでした。
 ウイスキーの都市伝説にある、瓶内熟成の効果なのでしょうか? それとも、元々新旧のレシピがここまで違っていたのでしょうか?
 
 aokiには確かめる術もありませんが、これだけは言えました。

 旧ラベルの方が、圧倒的にうまい!!

 現行品の甘くも荒々しいテイストと、ハーブや蜂蜜などの材料すべてが調和した穏やかな味わい。
 確かめる前までは大したことないだろうと高をくくっていましたが、同じ銘柄で、ここまで味わいに違いが出るものかと驚く結果になりました。

 今も出回っている銘柄なのに、古酒に執着するファンの気持ちがわかったような気がしました。
 旧ラベル、大事に飲んでいこうと思います。

 もちろん、どの銘柄にも言えることではないとは思いますが、メーカーの常に試行錯誤を重ねている姿勢を感じ取ることが出来ました。
 未開封の古いボトルがある方は、現行品と比べてみると面白いかもしれませんよ?
  

 以上、今週のaokiでした。

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