2014年9月1日月曜日

ゆるゆるゲームRecommending Vol.7 ムーンライトシンドローム

ゆるゆるとビデオゲームを紹介する企画。
今回はやや企画の趣旨から外れる、カルトな一本を。

今はなきヒューマンから発売されたPlayStation向けゲームソフト「ムーンライトシンドローム」

ムーンライトシンドローム

・タイトル:ムーンライトシンドローム
・発売元:ヒューマン
・プラットフォーム:PS
・ジャンル:テキストアドベンチャー
・発売日:1997年10月
・シリーズ:トワイライトシンドローム

ヒューマンが発売したホラーゲーム「トワイライトシンドローム」の外伝である。
トワイライトシンドロームは典型的なホラーゲームだったが、ムーンライトシンドロームはサイコホラーゲームとなっている。
では評価を記そう。

・シナリオ
ゲームジャンルがテキストアドベンチャーなので、シナリオが肝であるが、はっきり入ってパラノイアである。
トワイライトシンドロームで主人公と行動を共にしていた後輩の岸井ミカが主人公に据えられている。
そしてもう一人の主人公として、岸井ミカと同じ顔の姉を持つ男、華山リョウが追加される。
このゲームのシナリオは、あまりに複雑かつ理解不能で、あらすじを伝えることすら容易ではない。
ミカはトワイライトシンドロームの時のように、様々な身の回りの噂に首を突っ込む。
一方でリョウは序盤でプレイヤブルキャラとなり、以後はミカのことを気付かれぬよう見守る(ストーカーともいう)。
作中で描かれる事件は猟奇的なものが多いが、全体的に現実味がない。
登場人物のほとんどは変質的なセリフを独白調で話し、はっきり言ってプレイヤは置いてけぼりをくう。
プレイヤをほっぱらかして勝手に進んでいくストーリーは、もはや理解しようという試み自体無意味に感じられる。

・グラフィックス
トワイライトシンドロームは、2Dのドット絵で描かれており、演出として主要人物の顔は描かれていない。
それに対して、ムーンライトシンドロームでは3Dポリゴンを使用し、キャラクタの顔もポリゴンで描かれている。
これが酷い。
はっきり言って不気味である。

・音楽
エンディングで使用されている「あなたは海の底」は非常に良い曲である。
また、エンディングの演出も良く出来ている。




・総評
歯に衣着せぬ言い方をすれば、大きな駄作であり、とても他人に勧める作品ではない。
トワイライトシンドロームのファンからは酷評され、DSでトワイライトシンドロームの新作が発売された時に公式サイトに設置された年表からはムーンライトシンドロームの記載はなくなっており、公式に黒歴史扱いされてしまっている(その割にDS版ではムーンライトシンドロームの設定を引きずっている)。
しかし一方で、このゲームには筆者のようなファンが一定数存在する。
筆者はこのゲームのシナリオをほとんど理解出来ておらず、グラフィックスも好きになれない。
キャラクタも電波を受信しているようなキャラしか登場せず、システム的にも操作性は悪い。
それでも、筆者がこの駄作を愛してやまないのは、その雰囲気が好きだからだ。



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